湘南つなぐ鍼治療院

ブログ
2020/04/18院長のこと

太田の育ち方-完結編-

最初で最後の就職活動

専門学校卒業前の初めての就職活動で、どこの企業に訪問して良いのか分からずにいた私が、専門学校の先生に紹介されたのが、「株式会社あおば」でした。

いまでも思い出しても、自分の幼稚さを笑ってしまうほど、面接時の態度は褒められたものではありませんでした。

何が、悪かったかというと、気合いを入れて面接に臨んだつもりでしたが、待っている間、足を組みながら医学書を読んでいたことでした。
自分としてはやる気を見せていたのですが、もちろん逆効果で。
そんな史上最悪の面接態度でしたが、「株式会社あおば」に拾ってもらい無事に入社できました。

人生において、最初で最後の就職活動でした。

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知識を深めたく夜間部へ入学

入社してからは、整骨院業務・在宅マッサージ・トレーニング指導・スタッフ育成など、沢山の経験を積ませてもらいました。

日々の仕事に従事する中で、自分の知識を更に深めたいという思いが強くなり、柔道整復師の資格を取るために夜間の学校に入学しました。

改めての、学生生活はとても濃密な日々でした。

8:00〜17:00 仕事
18:00〜21:10 夜間の学校での授業

3年次の国家試験前は朝4時に起床し、仕事の前に勉強していました。

学校と仕事の両立は、家族の支えと会社の理解があって実現できました。

分院長として幹部として

整骨院で勤務をしながら夜間の学校に通い、3年で卒業して国家資格を取得しました。
卒業後は、分院長として約2年間自分なりに頑張ったつもりでしたが、改めて自分自身の人間力の低さを痛感した期間でもありました。

私の性格によるものなのですが、どうしても自分が先に立ってしまうことが多く、多くの後輩スタッフに負担をかけていました。

そんな私でも、周りの支えによって、分院長からさらには幹部として仕事をしていましたが、いろいろとチャレンジしていきたい気持ちを抑えきれず、想いを社長に伝え、完全独立の運びとなりました。

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性格は変えられないけど、考え方は変えられる

「人に認めてもらいたい」という思いと、人の目を気にする性格とが根底にあり、スタッフ育成が苦手でした。

決して信頼していなかった訳ではないのですが、

「自分でやってしまったほうが早い」

「自分でやった方が安心できる」

という思いが強く、相手の成長の為に

「任す」   「任せる」

が、うまくできず伝えられず、言い合いになったことが何度もありました。

その度に、自分の人間力の低さを痛感しながらも、社長の想いに触れて、自分なりに変わることもできました。

「頼まれごとは、試されごと」「期待されている1つ上の仕事をする」

をモットーに、11年間自分なりに走ってきました。

それでも独立したかった

11年間勤務させてもらった会社を辞めるというのは、ものすごく葛藤がありました。

終身雇用ではないですが、初めて勤務させてもらい、なに不自由のない生活ができており、不安定な収入になるであろう独立には多くの不安もありました。

入社してから退職するまでに数々の役職と成長機会を与えてもらい、常に期待に応えられるよう幹部としての役割を自分なりに全うしてましたが、その中で、自分自身の実力(技術・知識)を更に高めていきたいと言う気持ちが強くなっていきました。

ちょうどその時期に独立開業の話があり、独立決断後は瞬く間に時間が過ぎて、2016年11月14日に地元茅ヶ崎市に「湘南つなぐ鍼灸接骨院」を開業しました。

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4年目にして思う事

幸いにして開業後は、大きなトラブルもなく、家族を路頭に迷わせることもなく経営を続けています。

家族・患者様・地域の方に本当に恵まれたことに改めて感謝しております。

「開業して良かったか?」と聞かれれば、自信を持って良かったと答えられます。

それは、自分のやりたい施術を提供できるようになったからです。そう言うと、開業したくなる先生も多いかと思われますので、ここで一言

「無理に開業という道を選ばなくでも良い」と思います。

それは、ただライバルが増えるから嫌だと言うことではなく、厳しい道なので、それなりの覚悟が必要だからです。

施術の最初から最後までは全て自分の責任です。
責任に押しつぶされそうな時もありますが、通院された患者様の症状が、施術によってみるみると改善していく姿を見られるのが、日々の原動力となります。

ただ、単純にこの仕事が好きで、施術が好きで、人が好きです。

これまでの経緯や思いについてお話させて頂きました。
最後まで読んで下さりありがとうございます。

次回は、湘南つなぐ鍼灸接骨院の特徴についてお話させて頂きます。